ハードオフ、宅配買取を再開
2025年02月27日
総合リユース大手のハードオフコーポレーション(新潟県新発田市)は1月27日、宅配買取サービスを開始した。以前も2018年まで実施していたが、アナログな運用や店舗のキャパシティの問題により終了。しかし、今回は宅配買取専用センターを本社近くに新設したほか、デジタル化による業務効率化を進め、従来よりもスムーズな取引が可能となる。
本社近くに専用拠点新設、ネット取引強化
アナログ申請を撤廃
オンラインで完結
宅配買取は、顧客が商品を箱に詰めて送るだけで査定が行われる仕組み。従来はお客が手書きで申込書を作成し、本人確認書類のコピーを郵送する必要があり、負担が大きかった。また、商品は本部が指定した店舗にお客が郵送し、そこの店舗が査定、販売をするなど業務負担も大きかったという。
再開するにあたり、デジタル化を推進し、オンラインフォームを導入することで手続きを簡略化。個人情報や口座情報など記載し、本人確認書類をアップロードすれば手続きは完了する。買取代金は銀行振込される。
また、100坪の広々とした宅配買取専用の「新発田Reセンター」では査定やクリーニングなどを実施し、店舗の負担を軽減。査定から販売までの期間は最大でも1ヵ月以内とする考えだ。取り扱いジャンルは店舗と同じだが、パソコン、楽器、ゲーム、カメラ、フィギュア、プラモデルなど、同社が査定ノウハウを持つ商品を買取強化品に指定する。
第602号(2025/02/25発行)28面