着物リユースの忠右衛門、WEBカメラで生接客
2015年11月27日
成約50%、客単も5倍に
かねた(静岡県浜松市)が運営するリユース着物店の「忠右衛門」が、WEBカメラを使った接客で成約率を上げている。
利用者は主に、着物初心者。月間4〜5人程の利用だが、その内50%以上と高確率で購入に至っていると言う。
お客は同社のECサイトで1万円以上の商品を検討する際、ページ上の専用バナーからWEB接客に進める。電話で商品番号を伝えると、在庫が用意でき次第カメラを通じ接客が受けられる。
どう選べばいいか分からず商品ページを離れてしまうユーザーの相談に販売員が「生の声で乗る」ことで、初心者でもエントリーしやすくし、成約にも結び付ける。
同時に、WEB接客には客単価を上げる効果もある。着物初心者は単品購入が多く、通常ネットの平均客単価は約1万円だ。だが着物、帯、小物を組み合わせて提案できるため、WEB接客利用者の平均客単価は4〜5倍に伸びた。
380号(2015/11/25発行)3面