第3回リユースサミット、札幌に45名集結
2015年11月29日
輸出拠点や古物市見学も
リユース業界の活性化を目指して経営者やキーマンが年1回集まるリユースサミットの第3回が11月5日、札幌で開催。昨年並となる約45名が参加した。主幹事を務めたのは、北海道で総合リユース店運営や遺品整理など行うルーツ・オブ・ジャパンの湊源道社長。
その基調講演では、国内需要の薄い家具や雑貨の輸出ビジネスについて解説。他社から買い取った商品も東南アジアへ輸出し、大きな販路に育てた事例を紹介した。「自社の販路で捌けない商品でも、得意な業者に売却するなど融通し合うことで、各々の商品確保と廃棄の削減に繋がる」(湊社長)と、業者間連携が重要と話した。
講演後は4名程度のグループでディスカッションも実施。数回ローテーションし、業種を越えての情報共有を深めた。尚2日目にはルーツ・オブ・ジャパンの輸出拠点と古物市場の札幌BJKオークションの視察ツアーを実施し、好評を博した。
リユースサミット過去2回の会場は東京だが、今回は初の地方開催となった。道外参加者は全体の約8割。古書店や中古PC業者、中古ゲーム業者など様々な顔ぶれが揃った。
380号(2015/11/25発行)6面