ヒントは宅配買取から
ナチュラル系古着の「DROP」など4店舗を運営するDROPS (滋賀県湖南市) では宅配買取の荷物からヒントを得て、次々と新しいフェアの企画を考案。女性客の心をつかみ、来客数増につなげたスゴ技を紹介する。
「暮らしを彩る陶器展」のコーナー
フェア展示のポイントは統一感
ドロップ自由が丘では3月に「暮らしを彩る陶器展」を開催した。
古着店なのに食器フェア。このアイデアのキッカケとなったのは、宅配買取の中に入っていた北欧ブランドの食器だった。
「買取訴求をしていないのに、洋服と同じブランドの食器が一緒に入っていることが何回もありました。それで『ナチュラル服が好きなお客様はこうした食器も好きなんだ』と気付いたのです」。そう話すのは、同店を運営するDROPS社長の佐藤厚史さんだ。
「これはフェアの企画になる」と考え今年1月に買取キャンペーンを行ったところ、2ヶ月で400点を集めた。
黒や茶色など強い色の食器は上に置いてしまうと印象が暗くなるので、ひき出しの中に入れている
お手頃価格の商材で買いやすく
古着の客単価は平均2万円と高いが、陶器は数千円とお手頃価格。若いお客にも買いやすいと好評だ。
389号(2016/04/10発行) 9面