ジャックロード 「チェキプレゼント」で訪日客絶えず
2017年03月30日
設立以来2ケタ成長続く
フジヤグループのネクストトゥエンティワン(東京都中野区)が運営する、新品中古ブランド時計店ジャックロードの売り上げが好調だ。2017年4月期は130億円の見込みで、前期から14%増。同社は設立以来2ケタ成長を続けていると言う。
ジャックロードの店舗内観。貴重な新品・中古時計がならぶ
「特に奇をてらった秘策があるわけではなく、地道にコツコツとやった積み重ねの結果。国内の業者間オークションや海外業者への輸出免税販売に頼らず、堅実に一般顧客への小売に専念し、お客様から信頼を得られているのではないか」と大月亮太郎副社長。
日本人だけでなく、お客の2割を占める訪日客の間でも知名度を獲得している。一時期と比べインバウンド需要は落ち着いたとはいえ、中国をメインに、韓国、タイ、英語圏からの来店が連日絶えない。
同社は5〜6年前から外国人スタッフを雇い、店頭接客、メール、電話対応まで中国語、英語、韓国語等で対応。現在はパートタイムを含め外国人スタッフを10数名採用し、より高いサービスを提供している。
その他にもフェイスブック、ツイッターをはじめ中国のSNSウェイボーやウィーチャットなどで商品情報を毎日発信。2〜3年前からは、外国人の購入者向けに「Gショックかチェキをプレゼントするキャンペーン」を実施しており好評を博している。
「中国人の間でも、ジャックロードは中国語で買い物ができ、商品もサービスも質が良いよと口コミが広がっているようです」(大月亮太郎副社長)
ジャックロード 大月亮太郎副社長
412号(2017/03/25発行)4面