中古ジュエリーのグリーバー、年1億円増収続ける2大ポイント
2017年05月15日
好調なECがけん引
中古ジュエリーを中心にECと実店舗1店を展開するグリーバー(神奈川県藤沢市)が、着実に成長している。売上構成比の約7割を占めるECが売上をけん引。毎年1億円ペースで増収を続けている。
定評があるECの商品写真
同社は楽天市場やヤフオク!等を使い、ネットのみで月間約500点を販売。中心価格5万円前後で提供し、30〜50代の女性客が多く購入しており、リピート利用も多い。「例えばヤフオク!では、ジュエリー売上で全国トップ10以内に入るレベルを維持しています」(田中大輔代表)。
同店がお客の支持を得る大きなポイントは2つ。1つは他店のECで取扱いの少ないジュエリーを多数揃えていることだ。ノンブランドやアンティーク品をはじめ、ギメルやカッツァニーガ等、多くのレアブランドに精通する。
実店舗のショーケース。田中代表自身が古物市で買付けたものが多く並ぶ
もう1つは商品画像の品質だ。同店は独自のジュエリー撮影方法を確立。「色や輝き具合を綺麗に、そして正確に」(田中代表)表現する。商品により、トップ画像に指輪の号数や保証書・付属品の有無など表示。ECモール内検索で商品を一覧表示した際でも、写真1枚で必要な情報を伝える工夫も凝らす。
グリーバー 田中大輔代表
415号(2017/05/10発行)4面