シロマル、「フィリピンでレストランを開業したい!」中古厨房機器輸送
2017年06月01日
飲食店進出支援
厨房機器など大型商品の買取りや産廃処理を手掛けるシロマル(千葉県白井市)が、フィリピンで開業したい飲食店向けに輸送代行を行っている。2年ほど前から始め、7社が利用している。
コンテナの空きスペースを使い、飲食店が輸送したい物品を運ぶ
同社は輸出事業で、比向けに中古の厨房機器・家具など40フィートコンテナで月間1〜2本送っている。コンテナの空きスペースに、飲食店が比に送りたい厨房機器などを入れて運ぶ。運賃は1立米で2万円。他の運送会社に比べ10分の1ほど安いと言い、利用店自体は煩雑な事務手続きを取らなくて済むメリットがある。実例では大型冷蔵庫を中心に5〜6台を積み、50万円弱で輸送代行した(事務手数料・作業費等込み)。
「フィリピンは日本食ブームで、開業したいオーナーさんが多いです。でも設備を送る手段が分からないという声を聞きますので、当社のコンテナを活用してもらえれば」(藤本徹生専務)
シロマルはパートナー企業を通じ、マニラで厨房機器や食器等の専門店を3店運営しており、コンテナの荷物はそこまで運ぶ。現状では依頼店がそこで荷受けする方式だが、「今後は厨房機器の納品・設置や物件取得、内装関係もワンストップで提供できればと思います」(藤本専務)
シロマル 藤本徹生専務
416号(2017/05/25発行)7面