まま力の会、街に眠った中古ミシンの元にママが集結

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「ご当地リユースNews」

まま力の会、街に眠った中古ミシンの元にママが集結

2017年06月07日

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地域に根差したリユースサービスを取材するコーナー。その狙いや効果を取材する。

子育て世代を繋げ交流に

リサイクルミシンが子育てママを繋げるアイテムとして活躍している。横浜市の子育て世代有志で集まるまま力の会(神奈川県横浜市)が取り組む『町のミシンを持つプロジェクト』。家庭に眠っているミシンを募り、地域のママたちで使うというものだ。現在およそ10台のミシンが集まった。ミシンは共有スペースに保管し、予約をすれば誰でも使える。加えて月に一回ほど参加者を募り、ミシン講座を開講している。

会員の皆さんは子ども連れで、楽しく活動しているお話を聞いたまま力の会の船本由佳さん(右)。
会員の皆さんは子ども連れで、楽しく活動している

「入園グッズを手作りにしなきゃいけない幼稚園や小学校が多く、それまでミシンを持っていなかったり、使い方が分からず戸惑っていると言うのがママたち共通の悩みだったんです。一方で古いミシンを持て余している家庭もあります。そこをつなぎ合わせました」(船本由佳氏)

ミシンには、それぞれのストーリーを明記し、思い出も継承する。「例えば亡くなった奥様が愛用していたミシンを寄付してくださった男性、かつての夢だった服飾系の勉強をしていた頃使っていたミシンを寄付してくださった方など、思い入れも様々です」。

今後は現在1ヵ所に集めているミシンを、カフェなど市内の様々な場所に置く。

この活動がきっかけでまま力の会は、リサイクル子ども服マルシェも開催。平日の4時間だけの開催で、1000人以上を集客した。

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416号(2017/05/25発行)15面

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