ヒカカク、エリア別一括査定でリサ店の買取競争を分散
2017年06月29日
買取チャネル毎に対応エリア設定
月間訪問者数120万人の買取価格比較サイト「ヒカカク」を運営するジラフ(東京都新宿区)が6月1日、「エリア別一括査定サービス」を開始した。
同サイトに掲載する買取業者は店頭・出張・宅配等の買取チャネル別に、対応する都道府県を選べる。ユーザーが居住都道府県や買取り方法を選んで一括査定を申し込むと、買取業者が希望するエリア・買取方法と合致した際に申込情報が送信される。
これにより登録業者は、自社の買取戦略に合わせてユーザーとの接点を持つことが可能だ。例えば店頭での査定受付は、店舗がある都道府県内のユーザーを集客したり、出張買取では県内と近隣都道府県のユーザーを集めたりできる。
「様々なエリアのユーザーを買取希望方法に応じて業者さんに振り分けられるため、買取競争を分散させる働きがあると考えています」(麻生輝明社長)
また一括査定の申込送信上限数を設定することも可能になった。例えば1日3件を上限としておけば、少人数で運営する店舗でも無理なく査定受付をこなすことができる。「大手と中小、事業規模に関係なく買取効率を高められると考えています」(麻生社長)。
ヒカカクの掲載店は6月末で650店舗に到達する見込みだ。
ジラフ 麻生輝明社長
418号(2017/06/25発行)4面