ジュオ、中古家電専門店を札幌パルコに出店
2017年07月12日
札幌パルコに出店
家電専門リユース店「ワンスタイル」を札幌市内で4店舗展開するジュオ(北海道札幌市)が、相次いでファッションビルや百貨店に出店している。集客力のある立地で認知度を高める狙いだ。
ワンスタイル札幌パルコ店の店内。単身者向け家電を中古で提供している
同社は3月、札幌・大通エリアのパルコに約15坪の店舗をオープン。昨年8月には北海道地盤の百貨店イケウチにも約37坪の店舗を出した。販売台数は各店で月間40台(冷蔵庫・洗濯機など大型商品のみで)。当面は2店合わせ、本店の販売台数月間100〜150台以上を目指す。
札幌パルコ店は単身者向け冷蔵庫・洗濯機、各種小型家電を揃え、中心価格帯は2万円。大通店(イケウチ)はドラム式洗濯機などファミリー向けの白物家電を中心価格帯4万円前後で提供している。「それぞれ小型の店舗なので、ターゲットを特定し商品を絞り込んでいます」(道佛雄飛社長)。2店は徒歩で片道数分の距離のため、客層に応じて一方の店舗を案内することもできる。
ワンスタイルでは現在月間500〜600台の家電を出張買取で集めている。商品調達力が増してきた中、パルコ・イケウチから声が掛かり2店をオープンした。「家電専門店であり、中古を扱う店ということで注目されたようです」(道佛社長)。
パルコやイケウチへの出店で、中古購買経験の少ない客層の開拓に繋がっていると言う。
ジュオ 道佛雄飛社長
419号(2017/07/10発行)3面