リプロ、催事で査定会
2017年08月16日
後日の出張買取に繋げる
ブランド品等の出張買取で年商4億円強を上げるリプロ(福岡県福岡市)が、昨年夏から催事での査定・買取案内に取り組んでいる。
リプロが6月、長崎県・島原市で実施した査定会の案内
同社は九州全域と山口県の買取店が少ないエリアで、市や町の公民館等を借りて査定会を実施。お客のバッグや貴金属などを査定して買取金額の目安を伝え、後日の出張買取に繋げる。1週間で6〜8ヵ所、1会場あたり6〜10件の査定を実施している。継続して行い地域での認知度を高め、買取増を売上に繋げる。今期は年商6億円を目指す。
催事査定会を始めたのは、買取りの間口を広げるためだ。同社の主な商品調達はアウトバウンドコール(テレアポ)で予約を取ってからの出張買取だ。だが「携帯電話の普及で固定回線の契約数が減少傾向」(加藤廣貴代表)なことから、電話を使わずお客と接点を持てる買取チャネルを新たに作る。
「売りに行きたくても買取店が近くにないお客さんや、どんなものが売れるのか分からない方に喜ばれます」(加藤代表)
今後は福岡・熊本以外の九州エリア郊外を強化する。また中国・四国地方にも進出したい考えだ。
421号(2017/08/10発行)5面