中古商材を巧みに用い、オリジナルアイテムを開発する人々がいる。そんなリユース業界の開発者を紹介する。
時計部品オブジェ
鹿、カマキリ、薔薇、エイリアン...。佐賀県鳥栖市の眼鏡・時計店いとおの伊藤尚史店主は、時計の廃材を使って動物や植物のオブジェを作っている。
独特なシルエットが特徴的なエイリアン
「口コミで話題になるかなと。細かいオブジェを作ることで、本業の修理技術の信用にも繋がるのではないかと思ったんです」。
店舗で余らせた、時計部品を組み合わせ、最初に作ったのはネズミ。細かい部品を一つひとつボンドや溶接でつなぎ合わせ、2〜3日がかりで完成した。「曲線を出すのが難しい。人気のカエルは、特に大変ですね」
人気のカエルは手の平サイズ
完成写真をTwitterにアップしたところ、『220リツイート』と評判を呼んだ。遠方からの問い合わせや、店頭に並んだオブジェを見に来る人も後をたたない。
421号(2017/08/10発行)8面