中古商材を巧みに用い、オリジナルアイテムを開発する人々がいる。そんなリユース業界の開発者を紹介する。
パソケード
「パソケード」は、中古アーケードゲーム機(業務用ゲーム機)にパソコンを組み込んだ物。かつてゲームセンターでパックマンやストリートファイターなどのゲームに興じた機械で、ワードやエクセルなどPC操作はもちろん、オンライン対戦のゲームもできる。ゲーム好きにとって夢のような機械だ。
アーケードゲーム機でワードやエクセルなどPC作業はもちろん、オンラインゲームも楽しめる
開発したのは中古PC買取りのいっとく(東京都八王子市)の永野間祐一代表。学生時代ゲームセンターに通いつめ、「いつかアーケードゲーム機を自分で買うのが夢でした」。
しかし現在はゲームセンターの閉店が相次ぎ、ネットオークションでは1万円程で取引されるようになった。永野間代表は60〜70台収集。最初は趣味として楽しんでいたが、今年5月頃から一般販売を開始した。価格帯は10万円前後。
「正直ニーズがあるのか不安な部分もあるが、レトロブームの波に乗ってくれると思っています」(永野間代表)。
421号(2017/08/10発行)8面