公園前の小さな本屋 みつけどり(鳥取県鳥取市)
絵本や児童文学など様々な児童書が揃っている。子供も大人もゆっくりできる空間だ
図書館司書だったオーナーが、退職しても児童書から離れたくないという思いから自宅を改装して開業した児童書専門の古書店。
店内には10歳~19歳までを対象にした様々な児童書が揃っている。特にオーナーが勤務しているときから10年近くかけて収集した蔵書の中には、今では買えなくなってしまった〝良い本〟もある。
店名にも表れている様に、この店の特長は〝その人に合った本を一緒に探します〟だ。小さな子供がいるお母さんほど児童書の情報を求めているのに、忙しそうにしている書店の店員には聞くことができない。そこでオーナーは「お客にアドバイスする役割を求められている」と感じたと言う。「小さい子なら成長につながるような、思春期の子なら思春期の壁を乗り越えられるためのお手伝いがしたい」とオーナーは話す。また同店では児童書や絵本の作家、おもちゃ作りの作家たちのイベントも開催している。
日本ブックカフェ協会
ブックカフェの認知度向上と普及を目的に2015年8月設立。開業支援講座開催から経営支援、イベント開催、ネット販売支援等を実施。協参企業として建築や不動産、書店、食材など幅広い業種の企業が加盟している。
※写真・参考文章は「日本ブックカフェ協会」が提供。
422号(2017/08/25発行)10面