成功を収めているところには必ず理由がある。商品ディスプレイ、メンテナンス、会員特典...事業の運営において様々な工夫を凝らしている企業・店舗を訪問。今回はリサイクルショップ、理美容機器買取・販売などの4社をレポートする。
商品のディスプレイを毎日変えます
総合リサイクルのアルバーノ(東京都世田谷区)は、ほぼ毎日商品のディスプレイを変えていると言う。売り場は46坪。環状八号線沿いに立地し、車通りが多い。以前はカーディーラーのショールームに使われていた空間で、店の道路沿いは全面ガラス張り。
店内がよく見えるガラス張りの外観
外から店内が見えるつくりを活かし、新しく入荷されたものは外側にディスプレイ。取材日当日はワンピースが入荷されたばかりで、それと一緒に、それまでなかなか売れずにいたバッグなどの服飾雑貨でコーディネートをつくり、売れるように置き換えていた。その他にも、売れずにずっと食器コーナーで滞留していたグラスに、和紙を合わせてディスプレイ。グラスの下に和紙を敷き、食器コーナーではなく、ダイニングテーブルの上に置き変えたことで、売れ行きが伸びたこともあった。
和紙が敷かれた食器コーナー
「買う、買わないは二の次で、まずは楽しませる店にしたい」と、三角敏一代表は語る。商品入荷を充実させ、繰り返し来るお客が飽きないように、見せ方を頻繁に変えていると言う。
アルバーノ 三角敏一代表
423号(2017/09/10発行)13面