エコライフめぐろ推進協会、 寄付年間6万点集める
2017年11月29日
〝共感〟で選ぶ消費者
エコライフめぐろ推進協会(東京都目黒区)が運営する目黒リサイクルショップ。同店では地域住民から、家庭で不要になった雑貨・衣類を提供してもらい、その販売収益を様々な環境活動に充てている。
目黒区エコプラザ内で、のぼりを出して出店している
昨年度実績は販売収入1086万円。寄付点数は生活雑貨・衣類が約6万点。内、約半数が食器だ。
「店頭に出しきれないほど多くの食器が集まっています」(職員)
地域住民が不要品の提供先に、買取りをしてもらえる民間のリユース店ではなく、同店を選ぶ理由を〝私たちの活動への共感〟だと同職員は話す。
収益は、資源や環境保全を啓発する講座の開催や、環境保全活動団体への助成に充てている。「エコまつり」と呼ばれるイベントの開催や、打ち水やソーラーカーの体験イベントなど、昨年度は計35件を実施し、述べ2720人が参加した。
「利用者の多くが、買い取ってもらってお金を得たいというよりも、寄付をすることで少しでも社会に役立ちたいという思いがあるのだと思います」(同職員)
428号(2017/11/25発行)3面