リサイクルるーくす、制服のリユース店
2018年01月18日
「子育ての出費抑えて」
制服リサイクルるーくすは、愛知県一宮市で「制服のリユース業」を営んでいる。2期目の現在、売上げは順調に推移しており、売り場面積10坪で好調な月で50万円ほど。
中・高生の制服が特に強い
主に中・高校の制服を買い取ってクリーニングを施し、それを再び販売する仕組みだ。
日紫喜氏によると、中学の制服は新品で3万5000円〜4万円ほど。高校では私立だと10万円かかることもあると言う。それを同店は、問題なく使用できるリユース品として一着3000〜6000円で販売する。上下セットで揃えても、1万円を超えない計算だ。
成長期の子供にとって3年間同じ制服を使い続けることは困難な場合が多い。特に男子は全国共通の学ランを中・高ともに使用することが多いため、ニーズは愛知県にとどまらず、全国にあると言う。同店を立ち上げたのは、子どもを持つ2人の母親。自らの子育て経験から、制服の出費を抑えられないかとこの事業を立ち上げた。
さらに同店は、ジャージやバッグ、「標準服(小学生が式典で使用する服)」まで取扱いの幅を広げている。
「こういうお店を探していたんです!とお客さんに言ってもらえることが多く、とても喜ばれています」(日紫喜氏)。わざわざ高速を使い三重県・岐阜県から来るお客もいる。遠方のお客のために、今後はネット販売も考えていると言う。
日紫喜氏(左)とパートナー
431号(2018/01/10発行)17面