フタバ図書、駿河屋加盟で中古売上増
2025年04月11日
25店を展開する書店チェーン・フタバ図書(広島県広島市)が、中古ホビー大手の駿河屋のFCに入り、中古の強化を進めている。2022年10月に加盟して以来、中古売上は大幅に成長。加盟前の2021年には全社売上の1割程度だったが、昨年には2割まで拡大し、そのうち5割以上を駿河屋が占めるまでになった。
書店から総合エンタメショップへ
レンタル事業を縮小
中古品の販売を強化
駿河屋福山店は2022年10月にオープンした
同社は長年、書籍やゲーム、CD・DVDの販売・レンタルを主力事業としてきた。しかし、動画配信サービスの普及によりレンタル市場が縮小。この状況を受け、レンタル事業の縮小とともに、空きスペースを活用した中古品販売の強化に乗り出した。
その中核としてホビー・トレカ市場に着目し、駿河屋への加盟を決定。
「当社はコミック本やゲームを多く扱っており、ホビー商材との相性が良い。一から自社で始めるよりも、買取ノウハウのある駿河屋に加盟する方が賢明と判断した」と土橋武社長は語る。
第605号(2025/04/10発行)28面