モジャックス、過剰在庫「丸投げ」サービス
2018年02月13日
国内外販路で現金化
リユース企業500社が利用
出品代行のモジャックス(大阪府大阪市)が、リユース企業向けに「総合丸投げサービス」を本格的に開始した。商品を委託すれば、最適な販路で売り分ける。昨年1月に設立した子会社の「丸投げ」を通じてサービスを提供する。
モジャックスの物流倉庫(写真は防犯カメラのもの)
現在500社のリユース関連企業と取引きを行っており、その内80%がアクティブ。「得意分野でない商品」や「過剰在庫」などの丸投げを引き受けるケースが多い。出張買取事業者や遺品整理事業者などは買取りや整理に専念し、販路を一括で丸投げに委託するケースもあると言う。取り扱い商品に制限はなく、家具や農機具、エレクトーンなど大型の商品も扱う。
使用する販路は、ネット販売ならヤフオク!とモジャックス運営のEC「セルクル」。セルクルは国内だけでなく、昨年9月から香港版とシンガポール版もスタートしている。
リアルの販路では、ブランド系古物市場はABネットブランドオークション、道具市場はアクティブプロモーションと提携。また、タイ・カンボジア・ミャンマー・香港などで中古店を展開するウルトラワイズとも提携し、輸出の販路もつくった。今後も提携先を増やし、より高く売れるチャネルを開拓する。
丸投げサービスでネット販売された場合、売上げから手数料8〜35%を差し引いた金額がリユース店に戻ってくる。古物市場で販売する場合は、委託だけでなく同社に買い取ってもらう方法も選択できる。
モジャックス 山敷雅之社長
433号(2018/02/10発行)2面