ベストバイ、貴金属の強化で粗利益率昨年対比で125%達成

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ベストバイ、貴金属の強化で粗利益率昨年対比で125%達成

2016年02月25日

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総合リサイクル店など131店舗を運営するベストバイ(大阪市茨木市) が展開するブランドリサイクルショップ「キングラム」。千林店店長の山本明寿さんは店長就任後、店内の整理整頓に着手。また、全社的にシンプルで目立つPOPを導入したことで、買取数・販売数ともに伸び、粗利益率昨年対比で125%に成功している。

ベストバイ キングラム千林店 店長 山本明寿ベストバイ
キングラム千林店
店長
山本 明寿(やまもと あきひさ)さん

27歳。平成23年4月にベストバイに入社。ブランドリサイクルショップキングラム十三店にて2ヵ月の研修を経て、平成23年6月~24年12月まで十三店を中心に数店舗巡回して勤務する。25年1月から十三店店長になり、26年9月からは千林店の店長になった。毎日ブログを更新し、アクセス数アップに努めている。

山本さんが入社当時配属された十三店は質店も多く、お客の目も肥えていた。お客から「査定できるの?」と言われたこともあった。

そこで、山本さんはほぼすべての商品の買取金額・販売金額や失敗したことなどを日記のようにメモし査定の腕を磨いた。

千林店店長就任後は5つの改善を実施(上記参照)。特に「整理のできていない店は数字が伸びない」と整理整頓は徹底。1年後に昨年対で買取成約率109%、粗利益率125%を達成した。

5つの改善

[1] 整理整頓してすっきり

整理整頓してすっきり山本さんはバックヤードにあった不用品を全部廃棄。商品もきちんと分類して置くようにした

必要なものがすぐに取り出せるよう、査定カウンターの引き出しの中も整理

[2] 看板をシンプルにしたらダイヤが買い取れた!

看板をシンプルにしたらダイヤが買い取れたまた店舗の看板も「高級時計」「宝石/ダイヤ」など、買取りたい品目をシンプルに目立たせるものに変えた。こうしたPOPにしてから、ダイヤの買取が増えた

[3] 50代女性客に貴金属訴求

同店は50代以上の女性客がメインで、元々宝石や貴金属の買取り数も多かった同店は50代以上の女性客がメインで、元々宝石や貴金属の買取り数も多かった。また買取品の質も高いことから、買取・販売訴求を強化したところ、売上げをさらに伸ばすことができた

同店では個性的なデザインのものでも売れる同店では個性的なデザインのものでも売れる。左の写真は巨大なカルセドニーのリング。3万5000円で買取り、21万6000円で売れた

店舗概要
キングラム千林店(大阪府大阪市)

店舗面積/約10坪
商品構成/ブランド、時計、貴金属(3:2:5 売上構成比)
客層/男:女=3:7 メイン客層は50歳以上の女性
スタッフ数/2名
備考/キングラムを運営するベストバイは総合リサイクルショップ「良品買館」、ブランド古着の「ココロスタイル」も展開。平成26年8月にはカンボジア現地法人B.B JAPAN QUALITY CO.,Ltd を設立し、12月に子会社直営第一号店「良品買館プノンペン店」を開店した。良品買館29店舗(内FC9)、キングラム101店舗(内FC59)、ココロスタイル1店舗。

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386号(2016/02/25発行) 9面

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