修理事業の普及を目指す団体、リペアエコノミー協会が活動を開始
2018年06月15日
・5月17日、リペアエコノミー協会が活動を開始した
・スマホなどの修理・メンテナンスの透明化と一般消費者への普及が目的
・主な取り組みとして修理ガイドの整備・公開を行う
修理業者の手法公開へ
リペアエコノミー協会発足
修理事業の普及を目指す団体であるリペアエコノミー協会(東京都新宿区)が5月17日に活動を開始した。
同団体はスマホなど電子機器の修理・メンテナンスの透明化と一般消費者への普及を目指す。
現在8事業者が参画。iPhone出張修理事業を行うあいりぺの河合晴輝CEOが代表理事を務める。
協会の主な取り組みとして修理ガイドの整備・公開を掲げる。ガイドには加入事業者の修理マニュアルやノウハウを盛り込む。
一般の事業者や消費者にもサイト上で公開し、「消費者にはDIYに、事業者には教育・育成に活用してもらいたい」(河合代表理事)と言う。
▲消費者を巻き込み「わかりやすい基準」つくる
必要なパーツや工具を団体が仕入れて販売も行う。6月中にはiPhone等高い修理需要が見込まれるものからガイドを公開していく見込み。
一方で、そもそも「複雑なイメージで敬遠されがち」(河合代表理事)な修理に親しむきっかけとして、リペアカフェや分解ワークショップを企画。
ここではガイドを用いた修理体験や分解作業の場を提供する。7月から最低月1回のペースで開催を予定。
他、メーカー企業の修理サポート(保守)や、修理技術者の資格整備などにも取り組んでいくと言う。
▲河合晴輝 代表理事
第441号(2018/06/25発行)4面