オークファン、新古品商社取得
2016年02月11日
流通額1000億円目指す
価格比較サイトなどを運営するオークファン(東京都渋谷区)が1月20日、新古品の流通を専門に手掛けるリバリューの全株式を取得し子会社化すると決議した。商品の価格データや営業先を共有することで、メーカーや販社が抱える返品商品や余剰在庫など、所謂「新古品」の流通を加速する。
オークファンの武永修一社長(左)とリバリューの向笠元社長(右)
「法人向け質店」構想も
オークファンはリバリューの取得で新古品の流通額を1年後に100億円超、5年後には1000億円を目指す。
キモになるのは、価格の値下がりデータだ。2社はそれぞれ、市場に出回る商品の実売価格推移データを持っており、それを元に将来価値の予測も可能。在庫を手放すべき適切なタイミングなどの情報を、メーカーらに提供する。
385号(2016/2/10発行) 2面