タックルベリー、開業費半分に抑えた新FC

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タックルベリー、開業費半分に抑えた新FC

2025年04月10日

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中古釣り具最大手のタックルベリー(神奈川県藤沢市)は、3月に開業費用を従来の半分程度に抑えた新たなFCパッケージを始めた。初期在庫の6割程度を本部からの委託とし、什器備品をレンタル品にすることで、イニシャルコストを2000万円弱に圧縮する。開業費を抑え、銀行融資を下りやすくすることでFC店の出店を加速させたい考えだ。

初期在庫を委託に、什器はレンタル

タックルベリー 新FCの外内装は既存店と同じ(写真はさいたま市内の既存店)新FCの外内装は既存店と同じ(写真はさいたま市内の既存店)

タックルベリーは国内外で221店舗を展開。そのうちFC店が約半数を占める。これまでは直営を強化していたが、今後はFC出店を増やす。

従来の初期費用は4000万円。このうち1500万〜1800万円を在庫が占めた。この在庫の一部を委託販売とし、什器もレンタルにすることで開業費用を2000万円以内に収める。取締役 FC開発部の倉持篤哉部長は「2000万円程度の開業費であれば比較的融資が下りやすくなる」とみる。ランニングコストは従来のパッケージよりやや増える。

中央値を参考にしたモデル月商は480万円で、平均粗利は44.3%。営業利益率は10〜16%。店舗サイズや看板、内装等に変更はなく、60坪前後のテナントでの運営を想定。従来パッケージの募集も引き続き行う。

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第605号(2025/04/10発行)1面

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