【レナウン】スーツの定額レンタル開始、5年以内に1万人利用目指す
2018年07月25日
スーツの定額レンタル
5年以内に1万人利用目指す
▲スーツは2着以上、オプションではシャツ、ネクタイがレンタルできる
アパレル大手のレナウン(東京都江東区)が、スーツのサブスクリプションサービス「着ルダケ」を今年秋から一般向けにスタートさせる。月額制で、4800円から利用できる。
「着ルダケ」は、購入ではなく定額制で一定期間商品を利用するサブスクリプションサービス。
スーツ2着から利用でき、オプションでシャツやネクタイも選べる。
スーツは2シーズン分用意。使用しない期間はレナウンが保管、クリーニングも行う。
スーツは2年で入れ替え、契約は最短半年から。他社との最大の違いは、自分専用の新品スーツが利用できることだという。
提供するのはすべて専用のオリジナル商品で、スーツは5万~6万円の価格帯と同等の物を用意、気に入れば1万5000円で買取りもできる。
ターゲットは、ビジネスウェアは必要だがコーディネートが面倒、お金をかけたくないなどといったビジネスマン。
取引のある法人に声をかけ、2018年春夏で約30人に試験的に提供していた。
秋冬では500人を目標とし、5年以内に1万人の利用者獲得を目指す。
新品販売への影響について、同社広報担当者は「全く別のお客様を想定している為、大きな影響はないと考えている」と話す。
販売につなげるというよりも、今まで顧客にならなかった、モノの所有にこだわりがない層に重点を置く考え。
4月にはAOKIも類似のサービスをリリースしていた。
第444号(2018/07/25発行)1面