ブランド卸の【ビッグヒット】、中古バッグのショールーム開設
2018年07月27日
▲リユース倉庫の一角。
7月時点で5000万円分の在庫がある
海外バイヤー向け卸店
中古バッグのショールーム開設
ブランド品の卸事業を行うビッグヒット(東京都江戸川区)が9月中旬頃に、中古ブランドバッグのショールームをオープンする。
同社のオフィスや倉庫の入る自社ビル1階に30坪ほどのスペースを作る。
主に海外バイヤー向けに中古ブランドバッグの商談の場として活用していく考えだ。
新品ブランド品の卸事業を行ってきた同社は、昨年6月からブランドバッグのリユース事業に参入。
25年にわたるインポートブランド総合卸のデータやノウハウを活用し、業者や市場から買い付けたリユース品を小売業者へ卸すスキームを展開している。
展示店という新たな仕組みで海外バイヤーに訴求する。業者間や市場での取引を行う中で、山田俊之代表は「業者間のしきたりや序列があり、海外バイヤーが十分に買い付けられていないのでは」と考えた。
▲山田俊之代表
卸業者のスケールメリットを活かすことで、豊富な商品量と「利幅が5~15%でも対応できる」という低価格を実現する。
ゆくゆくは仕入値ベースで1億円分の在庫をつくる計画がある。
また、卸業者の強みを活かし、シャネルやヴィトン以外にもボッテガやプラダ、グッチなど幅広いブランドを揃えていくと言う。
同社の前期売上高は20億円で内15%が中古となっている。
今期はこれを30%まで引き上げる計画だ。
第444号(2018/07/25発行)3面