越境リユース、英セドラー日本で買付け
2016年02月18日
レトロゲーム欧で人気
日本のレトロゲームが、欧州でよく売れている。付随してマリオやポケモンなどキャラクターグッズも人気だ。そんな中、各国のセドラーが日本に買付けに訪れている。英ヨークでレトロゲーム専門店を運営するLee Cunningham(リー・クニングハム)氏に話を聞いた。
「SORE THUMB RETRO GAMES」を運営するクニングハム氏
昨年末、日本人の奥さんの帰郷に合わせて来日したクニングハム氏。取材した1月7日には都内の大手リユース店でゲーム・グッズ45万円弱の買付けを行った。リュックと両手の紙袋。いずれも巨大で数えきれないほど商品が詰まっている。
その後1月20日まで、名古屋や京都でも中古店を巡って大量にセドリ。合計額は200万円強(船便運賃含む)に及んだ。
日本での買付品のうち、ゲームは仕入額の1.6〜2倍の価格で販売。グッズは4倍を目安にしていると言う。ゲームに関しては「eBay等を通じ、市場価格が確立してきた」と話す。そのためセドリの際はスマホからeBay販売額をチェックする。尚、在庫の大半は欧での仕入れだ。
※スーファミ、プレステ、セガサターン関連商品で集計し、世界への販売額を算出(情報提供/Terapeak)
385号(2016/2/10発行) 7面