橘リサイクルコミュニティセンター、地元農家等と「市場」開催 イベント通じフリマの利用増へ
2019年04月30日
川崎市の橘リサイクルコミュニティセンター(神奈川県川崎市)は3月10日、「橘リサコミマルシェ」を開催した。古着等のフリーマーケット、食料品販売、ゲーム等を行い、約150人が来場した。
同センターは毎年バザーを開催するが、地元農家等と協力したイベント開催はこれが初。イベントを通じ、同センターが常時開催するフリーマーケット等の認知度向上を図る。
「ゴミの減量を市民に理解・協力してもらうためには、市民とセンターの距離を縮める必要があります。マルシェを通じ、多くの方がセンターを利用していただければ」(柳澤修センター長)
マルシェでは、同施設の駐車場で地元農家が採れたて野菜を販売した他、パン・焼き菓子・ハーブティーの販売、廃食用油で石けんを作るイベント等が行われた。センター2階ではリサイクルに関する講座を開催。3階は、市民等から提供された古着や小物の常設フリーマーケット、市民を対象にした中古家具の譲渡会を行った。
フリーマーケットでは、洋服や着物は10〜500円、古本は一律10円、小物は数百円で提供。譲渡会では市民から引き取った状態の良い家具を毎月40点展示し、第3日曜日に引取を希望した市民に譲渡する。申込者が重なった場合は公開抽選を行う。
同センターは、2009年からビルのメンテナンス等を行うテスコ(東京都千代田区)が指定管理者として運営する。
第462号(2019/04/25発行)5面