SOU、査定自動化に向け北海道大学と共同研究
2019年05月15日
ブランド買取専門店「なんぼや」や「スターバイヤーズオークション」で知られるSOU(東京都港区)は、北海道大学・大学院情報科学研究科との共同研究契約を締結し、4月から中古ブランド品売買へのAIによるダイナミックプライシングの導入と、市場での適正価格の算出を目指す。
共同研究を行なう大学院情報科学研究科・調和系工学研究室では、ディープラーニングを中心としたAIの基礎と応用について研究を行っている。今回はAIを活用したオークションでのダイナミックプライシング、およびブランド品の査定自動化を目的として研究に取り組む。
同社では現在、商品の買取・販売価格の設定は、長年蓄積してきた過去の取引データ等を元に算出している。しかし、新商品の増加による取り扱い商品の増加や、為替の影響などによる日々の取引価格の変動を受け、ダイナミックプライシングが、今後の売上・利益の最大化や事業拡大に必須になると考え、今回の共同研究に至った。
第463号(2019/05/10発行)5面