パコス、廃花をブーケやアクセに

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パコス、廃花をブーケやアクセに

2014年02月18日

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廃棄される花を救い出し、再生させる人ががいる。パコス(東京都目黒区)の細貝代表がそうだ。パーティー会場などで使用された花を、ドライフラワーやプリザーブドフラワーに加工し製品化している。作品の可愛さとその背景に賛同し、販売する企業も増加中だ。

蔦屋・アフタヌーンティーで販売

パコスの作品の原材料は、廃花だ。パーティー会場やシェアオフィス、会社の受付の花やお祝いで受け取った花。その瞬間その場を彩り、すぐに退場させられる花々。それが廃棄される前に仕入れる。

生花の寿命は1週間程度だが、ドライフラワーやプリザーブドフラワーにすれば、半永久的に花を楽しむことができる。これを用いて、パコスではブーケやヘッドドレス、一輪挿しやオブジェなどに加工し販売している。メインはウエディングブーケのオーダーメイドだ。

エシカルウエディング(エシカル:環境保全や社会貢献)を専門にする業者と提携。ドレスもオーガニックコットン、引き出物もフェアトレードとエシカルにこだわる新郎新婦のために、廃花でブーケを作成する。価格は3〜4万円で、生花の価格と変わりない。また、結婚式を終えた新婦から、自分が使用した生花のブーケを保存してほしいという依頼も受ける。

「ブーケは楽しい記憶と共にあるもの。お花もその記憶を覚えていると思います。新しい形で長く楽しんでもらえればと思って製作しています」(細貝代表)

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337号(2014/02/10発行)16面

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