ココピア、遺品整理士の現場「身寄りない47歳の孤独死」

検索

「生前整理ダイアリー」

ココピア、遺品整理士の現場「身寄りない47歳の孤独死」

2020年11月05日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

~生前整理ダイアリー~
思い手に寄りそって Story14

孤独死の増加は社会問題となっており、遺品整理士は孤独死の現場に入ることが珍しくありません。今回は47歳で孤独死した女性の遺品をめぐるストーリーをお届けします。

仕事前に手を合わせる藤原明裕代表仕事前に手を合わせる藤原明裕代表

身寄りない47歳の孤独死
前向きに生きたが力尽き

孤独死というと、高齢単身者の病死のイメージがあるが、一般社団法人日本少額短期保険協会が2019年5月に発表したレポートによると、65歳未満の割合が全体の51パーセントを占める。孤独死は高齢者だけの問題ではないのだ。今年の冬、遺品整理の専門業者ココピア(岡山県岡山市)が手がけた遺品整理の案件は、そのデータを裏づけるようなものだった。

孤独死したのは47歳の女性だった。女性は精神障害があり、訪問した行政の相談員が異臭に気付き、警察に通報。死後2日ほど経った遺体が発見された。父親を早く亡くし、再婚した母親とは絶縁していたので、アパートの持ち主が同社に遺品整理を依頼した。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

第498号(2020/10/25発行)19面

Page top
閉じる