バイセル、前期比15%増収 コロナ下でも出張買取堅調
2021年02月22日
バイセルテクノロジーズ(東京都新宿区)は2月12日にマザーズ上場後初となる通期決算(20年12月期)を発表し、売上高が前期比15.1%増の147.6億円、営業利益が同15.2%増の9.7億円となったことを明かした。経常利益は同13.6%増の9.2億円となった。4Q業績においては過去最高の売上高及び経常利益に達した。コロナ影響で2Qに出張買取が落ち込んだが、3Q以降は堅調に推移した。
昨年は4~5月の緊急事態宣言の影響で、2Qの出張訪問数は前期比11.6%減となった。宣言が解除されてからは回復傾向となり、3Qの出張訪問数は前期比3.5%増、4Qは同17.2%増となった。3Q以降は、自宅整理の需要増と金相場高騰がプラス要因だったほか、新TVCMの効果があった。同社が主要KPIの要素として位置付ける「出張訪問あたり変動利益(売上総利益-広告宣伝費)においては、4Qで前期比23.7%増の3万6822円、通期で同10.4%増の3万5526円と伸長した。
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