楽天ラクマ、環境省「グリーンライフ・ポイント」で還元施策
2022年10月23日
環境省の「グリーンライフ・ポイント」(以下GLP)事業の採択事業者、楽天グループ(東京都世田谷区)が、フリマアプリ「楽天ラクマ」の購入者にポイント還元する取組みを始めた。対象商品はリユースのTシャツとスニーカー。リユース業界におけるGLP関連の始動は同社が初だ。環境配慮をする利用者の獲得が図られる中、ラクマに出品する事業者にとっては販売商機となる。
環境省採択の事業が始動
楽天Gのグリーンカート・フェスタでは「ラクマ」など同社の6つのサービスから環境配慮行動にあたる商品などを購入したユーザーに、グリーンライフ・ポイントを付与する
楽天Gは10月3日、GLPの制度開始下では初めて、リユースに関連するサービスを始動した。ラクマのほか、ECサイト「楽天市場」などにおいて、利用者が環境配慮にあたる商品などを購入した場合に、GLP(楽天Gでは「楽天ポイント」)を付与する。キャンペーンとして「グリーンカート・フェスタ」を立ち上げた。
ラクマは、CtoCまたはBtoCで中古品売買ができるサービスであることから、利用者に対してリユースの動きを促しやすい。今回のキャンペーンにおいては、12月3日まで、リユースのレディース・メンズのTシャツとスニーカーを対象商品として購入者に楽天ポイント670万ポイントの山分けを行う。
出品者は個人・事業者不問のため、ラクマで販売するリユース事業者にとってもキャンペーン期間中は販売商機となる。
第546号(2022/10/25発行)1面