頼泰、スクラップ業者が「切削工具」買取

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頼泰、スクラップ業者が「切削工具」買取

2022年12月26日

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スクラップの買取業を展開している頼泰(神奈川県高座郡)は2年近く前から新古切削工具の買取りをしている。今では全体の売上に占める新古切削工具の割合が2~3割にまで到達。型の古いものに限りゆくゆくは東南アジアを中心とする海外販路の開拓に意欲的だ。

会社売上の2~3割

頼泰 新古切削工具は東南アジアでも多くの需要があるという新古切削工具は東南アジアでも多くの需要があるという

切削工具とは、金属切削加工にかかわる工具の意味で、たとえばドリルやカッターやエンドミルなどだ。同社はいわゆるスクラップ業者としてこれまで事業を営んできており、そこから得た生産現場の取引先が新古切削工具の主な販路。一方で主な仕入れ先はネット検索で流入してくる事業者層で、買取方法は関東近辺の場合は出張、それ以外は郵送で買取りしている。佐野泰次郎担当によれば従来の新古切削工具は、倉庫に眠ったままかスクラップとして廃棄されるかのおおむね二択で、同社が再販という付加価値を生んだ形。「見積をその場で提示するようにしており、それが1つの差別化では」と佐野担当。買取総数に占める新古品の割合は40%で、状態の良さも強み。

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第550号(2022/12/25発行)6面

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