毎日ピンチ、でも倒産はしたことない!?古着で一世を風靡するドンドンアップ(岩手県盛岡市)岡本昭史社長による凄絶ノンフィクション体験記の第33回。
【注意】銀行さんは読まないで・・・ください・・!
倒産寸前どうやって資金集め?
今、僕の債務や未払いは10億円弱・・・。コロナ前の10年間くらいは、毎月1億円ほど足りない資金をやり繰りしていた。それがコロナでトドメを刺された上に、この3年間「線維筋痛症」などというわけのわからん病気になり、とにかく体のあちこちが猛烈に痛む上に、うつ病までくっついてきた・・。
こんな感じで前置きをしとかないと、諸々の金融機関さんや債権者さんに申し訳が立たない。ガチでずっと潰れそうな、いや9割ぐらい潰れてる古着屋ドンドンアップ社(なにがドンドンアップじゃい)は、創業してかれこれ33年。途中で会社清算、自己破産という選択が何千回も頭によぎったこともあったけど、その都度「死んでも自らは潰さん」っと無理くり意識からかき消して、なんとかやってきた。あまりにいつも、潰れる潰れると言ってるのでスタッフも「またいつもの事」ってな感じであんまり危機感を感じなくなってたし、ガハハって笑いながら窮境をいつも自虐的に話してたから、終いには金融機関さんには苦笑されながら「潰れる潰れる詐欺」なんて言われたりもした。
そんなこんなで間接金融での借入は無担保無保証(当然自分は保証に入ってる)累計20億円以上、出資やらの直接金融や劣後ローンでの調達も10億円以上・・。ホントにたくさん助けてもらいました。
第554号(2023/02/25発行)22面