【私の販売接客】術迷える女性へは世界でひとつを強調

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「セラー道」

【私の販売接客】術迷える女性へは世界でひとつを強調

2016年05月10日

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インフィックス(東京都世田谷区) が運営する、ブランド・金プラ買取販売店REGINA学芸大学店。同店には20~60代と幅広い層の女性客が毎週、毎月と足繁く通う。1日に来店する3分の2が再来客で、なかには横浜や熊本など遠方から通うお客も。どうやら店頭に立つ金子久美マネージャーの接客が、オンナ心をがっちり掴んでいるようだ。

REGINA学芸大学店 金子久美 マネージャーREGINA学芸大学店 金子久美 マネージャー

ショッピング時の迷い多きオンナ心を上手にリードしながら、背中を押してあげるのが金子さんの接客術。

例えば、ポシェット。小さめのサイズをバッグとして持つのがトレンドだ。挑戦したいと思いつつも、慣れないサイズ感に「長財布入りませんよね」と躊躇するお客が多い。

そんなとき金子さんは、「それは入りませんよ!」と明るく答える。「私なら財布を小さめに変えて、スマホとキーケースをいれて荷物を最小限にしますね」と一言アドバイスを添える。「このサイズだから、かわいいんですよね」。金子さんの最後の一声に女性客は頷き、購入していくと言う。「お客様の買わない言いわけを一つ一つ打ち消していくんです」。

中古特有の『一点もの』という文句も、迷える女性の心を打つようだ。「この状態でこの価格の商品は、世界でこの一つだけなんですよ」。こう声をかけると、購買欲が高まるお客が多い。「状態、値段に納得できる中古品との出会いって、意外となかなかないんです。それを言葉にしてお伝えします」。

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391号(2016/05/10発行)8面

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