NEXT51、ショップinショップつくり売上げ昨対120%《第142回》

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貝塚店(大阪府大阪市)

NEXT51、ショップinショップつくり売上げ昨対120%《第142回》

「繁盛店の店づくり」

2016年02月10日

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きたに(大阪府堺市)が運営する古着 NEXT51貝塚店は秋山卓也店長就任後、数々の店舗改革に着手。前年同月比120%売上げを達成した。アメカジとナチュラル系のインショップを店内に設置したことで、総合古着店からオンリーワンの店舗作りに成功している。

入口からストレートに広々とした通路を確保入口からストレートに広々とした通路を確保。アメカジとナチュラル系のインショップを並べることでショッピングモールのような雰囲気づくりにこだわった。ディスプレイされているアンティーク風の看板などもすべて販売している

スタッフ全員と面談。一年かけて人材育成

何よりも仲間を大切に考える秋山店長のマイクレドは「人を活かし、会社を活かす。会社を活かし、社会を活かす」。人が活きなければ店舗も成長しないと、全スタッフとの面談を実施。一人に丸1日かけ、家族や学校のことなど理解し合えるまで、なんでも話し合った。そうすることでスタッフは「会社は自分たちのことを考えていてくれる」と実感。信頼関係が構築できた。スタッフ同士も仲が良くなり、互いの事情を配慮し合い「支え愛」「助け愛」が当たり前の環境に。スタッフの働く意欲を引き出すことに成功した。

「新品アパレルの店長時代は生産性を重視し、業務上の話だけをしてきました。しかし自分の中には何も残りませんでした。そこで新たなチャレンジとして、人としてちゃんとスタッフと付き合うことにしたのです。最後の一人と分かり合えた時、人の輪ができたと感じました」(秋山店長)

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  • アメカジ売り場の広さはメンズ、レディス合わせて約30坪。店内の什器の多くはそのコーナーに合うように手作りしている
    アメカジ売り場の広さはメンズ、レディス合わせて約30坪。店内の什器の多くはそのコーナーに合うように手作りしている
  • 売り場の作り込みは徹底している。こちらは手作り6畳の広さのキッズスペース。ファミリー層の来店が多いため、安心して買い物ができるようにした。落書きができる黒板やぬいぐるみ、テレビなどを置いている
    売り場の作り込みは徹底している。こちらは手作り6畳の広さのキッズスペース。ファミリー層の来店が多いため、安心して買い物ができるようにした。落書きができる黒板やぬいぐるみ、テレビなどを置いている
  • 換気扇も雰囲気に合わせてカラーリング。壁紙もコーナー別に張り替えている
    換気扇も雰囲気に合わせてカラーリング。壁紙もコーナー別に張り替えている

Shop Data

オープン 2004年8月
取扱い商品 古着全般、新品雑貨 古着(バッグなどを含む):新品=9:1(商品数)
客層 30代半ば~後半、ファミリー層 男女比率/5:5
スタッフ数 社員3名、アルバイト10名(ネット事業部3名含む)
備考 ◎広さ/約150坪(アメカジ 30坪、ナチュラル系 10坪、その他一般メンズ・レディス、子ども服、メンズ高級ブランドなど)
◎平均客単価/約4500円
◎月間売上げ/約650万円
◎備考/古着屋 NEXT51貝塚店を運営する、きたには、この他に総合リサイクルショップ NEXT51を2店舗、古着店 Don Don Down on Wednesdayを2店舗運営している

385号(2016/02/10発行)11面

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