ヘリテージ・オークションズ、米大手オークションが日本進出
2024年09月25日
オークションハウス大手のヘリテージ・オークションズ(米テキサス州)が東京オフィスを開設し、日本国内向けサービスを強化している。運営はHeritage Auctions Japan(東京都港区)が担う。国内の個人・法人に向け、出品・落札などのサポートを手掛ける。
コインやトレカ、日本美術など出品4倍に増加
9月の下見会では、葛飾北斎『神奈川沖浪裏』を含む一部ハイライト作品を展示
ヘリテージ・オークションズは米大手オークションハウスの1つで、コインなどのコレクターズアイテムに強みを持つ。大小合わせ、年間1100回程度のオークションをオフライン・オンライン双方で手掛ける。
日本に拠点を設けることで、アニメやゲーム、トレカ等のポップカルチャーや日本美術の取扱いを強化する狙いがある。今年4月に、オフィスを開設。以前に比べ、日本からの出品は四半期ベースで4倍に増えた。日本語で出品・落札のサポートを行い、国内コレクターとの接点を拡大する。
また、日本向けの下見拠点としての機能も持つ。オークション出品予定品の下見会では、各商材の専門家からの解説を交え、実物を見学できる。6月に実施したコインの下見会には、約70名が訪れたという。今後、2ヶ月に1回程度のペースで実施を予定する。
第592号(2024/09/25発行)1面