ブランドバッグのサブスクリプション型シェアリングサービス「ラクサス」を運営するラクサス・テクノロジーズ(広島県広島市)は12 月13 日、東証グロースへの新規上場を果たした。初値は426 円が付き、公開価格の281円を51.6%上回った。どういった点が株式市場で期待、成長性があると捉えられているのか。高橋啓介社長に話を聞いた。
ブランドバッグのサブスク、グロースに上場
2万人弱の月額有料会員
toB向け売却が収益に貢献
高橋 啓介社長
月額料金改定も
契約数は純増に転換
──「ラクサス」は、ブランドバッグが使い放題の2つの月額定額制プランがあります。60ブランドから商品を選ぶことができ、アプリからレンタルを申し込んだ後に自宅に届き、次のバッグを予約して交換するという流れで運営していますね。まずは現在の利用状況を教えてください。
高橋 利用する方は、働く女性が73%を占めています。バッグは外に持ち歩いてナンボの商材ですので、毎日使い且つ、季節や自分のファッションに応じて交換したい方にニーズがあります。人気のブランドは、販売市場の動向と大きな違いはありません。ルイ・ヴィトンが中心的存在で、仕入れは難しいのですがエルメスやシャネルなども人気があります。ただ蛍光色など、買うとなると勇気がいるデザインを、お試しになる方もいらっしゃいます。
──晴れの日需要として、スポットで借りるような使い方は少ないんでしょうか。
第598号(2024/12/25発行)9面