古着屋2店舗目の内外装を買って出てくれた芸大生のHさん。Hさんから経費の見積りをもらった当初の予算は約50万円だったのですが、作業を進めていくうちに予算がどんどん膨らんでいって結果的に100万円近くになりました。そうなると50万円近く手持ち資金が足りず、とはいえもう後には引けない状況なので、さらなる援助を受けるしかなさそうでした。
予算が100万円に増加、公庫と親に泣きつく
少額で追加融資を相談
土間コンクリート施工をした床
僕はすでに日本政策金融公庫から100万円を借りています。その返済額はまだ20万円ほど。返済実績がほぼないのに、追加融資なんて受けられるのだろうか? と思いながらもとりあえず担当の方に電話しました。すると「追加ですか...」と担当男性の声色は微妙でした。僕は「以前より少額で頼みたくて、40万円、いや30万円とか...」と、とにかく控えめな金額を持ち掛けてみます。「...分かりました。少額であれば検討させてください」というお返事を頂き、その後以前融資を受けた時と同じようなプロセスへ進むことに。用意した書類は、免許証・銀行通帳・公共料金支払書(銀行通帳で可)・家賃明細・月次売上表などでした。追加融資は担当の方が苦心してくださり、結果的に設備資金で20万円・運転資金で10万円と分割したうえで計30万円を融資してくれることに。
第599号(2025/01/10発行)20面