YBA、上海でブランドオークション

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YBA、上海でブランドオークション

2025年03月28日

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ブランド品などの古物市場を運営するYBAグループ(神奈川県横浜市)は3月15日、上海で初のブランドバッグのオークションを開催した。提携する中国企業「淮国旧」の主催を支援。日系企業のバイヤーも8社が参加、日本式の"手競り"を中国に根付かせる挑戦が始まった。

YBAが現地企業を支援

YBA 競りの様子。下見期間を設けているが、開催当日も現物を流しながら競りを行った競りの様子。下見期間を設けているが、開催当日も現物を流しながら競りを行った

「オークションが成立してホッとした」と話すのはYBAグループ代表の星野和義代表。競りの振り手はYBAの藤井剛氏が務め、日本語で進めながら通訳が中国語で説明。競りの単位は人民元で行った。「日系バイヤーの声が上がったのを確認しながら、中国バイヤーらが後乗りする感じ」(同氏)で競りは進行。YBAの指導で現地スタッフが検品を行い、3日間の下見期間を設けた大会形式だったが、競り当日は10時30分から始まり、15時30分に終了と、やや緩やかな進行だったという。

買いの参加者は15社でそのうち、8社を日系バイヤーが占めた。出品数は100箱(約1000点)に対し落札率は52%と国内のブランドオークションと比べだいぶ低めだが、予想は30%だったそう。「展示会でも100個のうち3個売れればいい方と言われるほど、中国の方はとにかく偽造品ではないかと疑いがちななかでは上出来の結果」(同氏)。また、相場が分からず指値を小売り相場で入れた企業がいたのも影響したようだ。

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第604号(2025/03/25発行)24面

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