お客さんに教えてあげたいエコな暮らし方をコラムでお届けします
その1 もったいない待機電力
使ってないのに電力だけ使われている、そんな「待機(時消費)電力」は、1世帯平均で228kwh/年(電気料金では約6,160円/年※1)、全消費電力量(4,432kwh/年)の約5%を占めます。※2
待機電力は、主にタイマーやメモリー、内蔵時計などの機能の維持や、リモコンの次の信号を「待っている」ために使われています。そのためプラグを抜いてしまうか、スイッチ付タップを使用してスイッチを消して「非通電状態」にすればなくなります。
機器別の待機電力の割合は右のグラフの通りですが、ガス温水器は、冬場の凍結防止のためヒーターを作動させるので本体の電源は抜くことができません。また最近の液晶テレビでは、番組表などのダウンロード時以外、ほとんどなくなりました。※3
※1 電力量1kwhあたり27円(税込)(公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会による新電力料金目安単価)として算出
※2 経済産業省 資源エネルギー庁「平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業(待機時消費電力調査)報告書概要」調査結果
※3 待機時0.1〜0.3W、ダウンロード動作時20〜30W程度
環境カウンセラー 沼田美穂
409号(2017/02/10発行)10面