トレファク、5月1日総リECプレオープン
2017年05月16日
ECの商材幅拡大へ
総合リユース店や古着店など140店以上展開するトレジャー・ファクトリー(東京都千代田区)が、ECの商材幅を拡大する。
5月1日にプレオープンした「トレファクオンライン」。デジタル家電、アウトドア、楽器、ホビー等を扱う
従来は衣類や服飾雑貨に限り、「トレファクスタイル」や、「ブランドコレクト」の通販サイトで販売していた。5月1日に新サイト「トレファクオンライン」をプレオープンし、総合リユースの商材も販売し始めた。まずは仕組み作りを重視し、「費用対効果を見ながら少しずつ作りこみ、顧客ニーズとのズレがないように進める」(野坂英吾社長)と言う。
同社の2017年2月期売上高(単体)は126億円で、ネット売上は約3%。19年2月期までの中期経営計画でネット売上・収益拡大を掲げており、「数年後には大きな柱に育てる」(野坂社長)と話す。同社では宅配買取が飛躍的に伸びており、実店舗向きとネット向きの商材を売り分ける取組みを行っている。
なお前期の既存店売上高は、前年比3・7%減少した。昨年8〜9月の天候不順以降買取件数が回復せず、販売に影響したと言う。ECの商材拡大は、既存店売上を高める施策でもある。「実店舗商品のネット併売も考えていきます」(野坂社長)。
トレジャー・ファクトリー 野坂英吾社長
415号(2017/05/10発行)5面