hataori、モデルが着こなす着物レンタルモール

売上1億円達成

着物レンタルモール「ハタオリ」の売上げが1億円を突破した。今期は3億円を計画している。

レンタル品は実際にモデルが着用し、アピールしている

ハタオリはECサイト運営などのアイデアルネット（東京都文京区）が、2015年8月に立ち上げたサービス。全国の呉服店や貸衣装店から着物を集め、レンタル業務を代行する。モデルを使った商品写真撮影や、商品の手入れや発送など全て同社が行う。現在全国の呉服店から計2500点のアイテムを扱う。

20〜30代女性をターゲットにした、感度の高いブランディングが魅力。アイテムは100〜110％回転しており、例えば5年間動かなかった商品が動くことも多い。

出品店を随時募集しており、現在は200〜300点を出品可能な店舗が対象。将来的には数十点単位での出品店にも対応できるよう、体制を作っていると言う。

「地方や町の呉服店、貸衣装店さんに参加してほしい。楽天のように着物を扱う店舗が集まるマケプレに育てられれば」（平野陽三氏）

年内には日本文化支援普及協会と組み、レンタル客に出張着付けサービスも行う予定。

アイデアルネット　平野陽三氏

418号（2017/06/25発行）1面