古着のPLAYER、年商前期比2倍の鍵は〝大量出品〟
2017年06月27日
1日700点ネット出品
古着ネット販売などのPLAYER(東京都台東区)が、ネット出品効率を大幅に高め、業績を伸ばしている。3期目の2017年6月期売上高は2億円超の見通し。前期比で倍増になる。
同社は宅配買取や卸、業者間オークション等で仕入れた古着を、ヤフオク!、楽天市場、アマゾン等のECモールに一括出品。「1日に700点」(原田伸吾本部長)と大量のネット出品を実現している。商品量が売上に結び付いた格好だ。
同社は自社内で、商品ページの自動構成システムを構築。ページ作成時にブランド名や品目等を、表示される順番にクリックをするだけで商品ページが完成する。スタッフのスキルに左右されず、精度の高い商品ページを素早く作ることを可能にした。
出品効率を高めた結果、1000〜3000円の低単価古着の出品でも採算を取れるようになった。ブランド古着など高単価品は汎用品に比べユーザーが限られるが、低単価品は求める客層の絶対数が多い。ネットで多数の低単価古着を提供し、「多くのお客さんがネットで買い物を楽しめる事業を展開し成長を図る」(原田本部長)。
今後同社は1日の出品点数を1500点にする計画で、当面は常時出品数100万点を目指す。自社EC「Re―born(リボーン)」もオープン予定だ。
PLAYER 原田伸吾本部長
418号(2017/06/25発行)2面