エコブックス、大阪に古書買取専門店が誕生
2017年07月17日
地元シニア層の掘り起こしを
古本宅配買取りなどのBYRON(大阪府大阪市)が、新業態の古書買取り専門店「エコブックス上本町店」を6月16日にオープンした。同社は2011年設立、宅配買取りした古書をアマゾン経由で販売する。在庫数は常時1万5000冊程。
買取店だと分かるように、看板を新たに設置
新店は同社の事務所の一角に構え、10冊以上から買い取る。お客が持ち込んだ古書は一旦同店で預かり、査定金額は後日振込対応。接客なども事務所内のスタッフが行うため、コストもほとんどかからないと言う。
狙いは、地元客の掘り起し。特に50代以上のシニア層の利用が見込まれる。「スマホが普及したとはいっても、ご高齢でフリマアプリやネットオークションを使いこなせる方は、まだまだ一部。店員の顔を見て、やり取りしたいというニーズはある」(渋谷ひとみ代表)
店舗を構える以前から事務所には、地元客が本を持ち込むことが度々あったと言う。
「古書業界は厳しいかもしれないが、地域密着型で今後もニーズを拾い上げ細やかなサービスを提供していきたい」
419号(2017/07/10発行)6面