Reuse Shop Data
粗利60%超企業の主力商材は家具・家電と古着が中心
中古売上ランキングの回答企業に、売上原価率や販路構成比、取扱い商材の構成比について質問した。回答データを元に、「リユース企業133社の粗利益率」と、「店頭小売比率と粗利益率の関係」、「粗利益率60%以上49社の主力商材」を割り出した。
上の表に示した通り、粗利益率40〜50%と回答した企業が133社中25社で最も多かった。中央値は49.9%となった。次いで60〜70%が22社。70%〜80%も18社あった。
小売業の平均粗利益率は27.6%程度と言われているため、比較するとリユース業者は従前から言われている通り、相対的に粗利益率が高いビジネスだと分かる。
ただ、実際には買い取った後に修繕やクリーニングなど「再商品化」の工程が発生することが多い。また、商品調達も出張買取に出向いたり、業者間オークションで仕入れるなど手間とコストがかる点に留意しておきたい。
420号(2017/07/25発行)28面