人気のあるリユース店には、バックヤードに秘密がある。そこで表側からでは見ることのできない、「バックヤード」に潜入!今回はケーヨーテクノ(千葉県柏市)が6店運営する総合リユース店愛品倶楽部柏店を訪れた。
備品は各自に支給でモチベに
愛品倶楽部柏店が大切にしているのは、「スタッフがモチベーションをあげられる作業環境」(木内健悟店舗責任者)。
店舗スタッフは雑貨・家電・家具・レジャー部門にそれぞれ分かれており、担当が買取や再商品化、売り場作りまでを行う。
肝になる再商品化を行う作業場は、一人ひとりにデスクやワゴンが割り振られている。各々が使いやすい道具や、レイアウトで作業する。「個々のスペースを与えた方が、それぞれの効率化を叶えられる場所が独自の工夫で作れて、生産性も上がる。やる気にも繋がります」
愛品倶楽部柏店の作業場の秘密
◆個人作業スペースを用意。
◆道具は共有ではなく、個人に配布し、管理する。
◆テンションが上がる私物持ち込み可(フィギュアやパラソルを持ち込む人も...!)。
柏店店舗責任者 木内健悟氏
「個人のモチベーションをどう上げるかをとことん考えています。例えば再商品化で使う道具は、基本的に個人個人に支給します。道具に愛着がわき、大切に使うんですよ。また自身で管理しなければならないので、管理能力や責任感も身につきます。スタッフが楽しみながら働いていると、それがお客さんに伝わり楽しいお店になると考えています。自分の作業周りを自分で作れることは、やりがいにも繋がることですよね」
家具部門
2Fワンフロアいっぱいに並ぶソファーやベッドなどの家具類。移動しながらの作業が多いため、ワゴンが活躍する。
手前のワゴンと移動しながら作業。カーペットクリーナーと毛玉取りが大活躍
ワゴンは個人専用。よく使う物は1段目に。1週間に1回は掃除して整理している
レジャー部門
パラソルや、マネキンなどを持ち込むスタッフもいる。効率性最優先だが、気持ちが明るくなるための工夫もしている。
共同で使うアイテムは、管理しやすいように現場スタッフが整理陳列している
ブルーのパラソルが目を引く作業スペース
421号(2017/08/10発行)7面