SGオークション、出品手数料制導入

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SGオークション、出品手数料制導入

2017年08月17日

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売り歩廃止に

月間出来高600万〜800万円を上げる道具市場のSGオークション(神奈川県横浜市)が7月12日、売り歩を廃止し出品手数料制を導入した。

SGオークション競りの様子SGオークション競りの様子(写真は昨年のもの)

従来同市場では売り歩が8%だったが、これを商品サイズによる出品手数料に変えた。例えば大型商品は1点500円、小物商品は1点200円になる(当日の運営補佐を行う場合)。大型か小物の目安は、3辺合計が180センチ以内に収まるかどうかだ。

成約ではなく出品に手数料を課すことで、質が高く買い手が付きやすい商品の比率を高める。

「落札されず流れる商品の比率を減らせば、買い手さんはより短時間で買付けを済ませることができると思います」(勝山陽介代表)

売り手も良い商品を出品すれば手数料が割安になる可能性がある。「大型商品が10万円で落札されれば、500円の手数料で済む。それに対して従来の売り歩方式だと8000円ほどになります」(勝山代表)。

同市場では事前にコーディネーター(仕分け人)が出品商品を、「競り向け」か「東南アジア輸出用」に選別するのが特徴。持ち込み時点で、より高値で売れそうな販路を運営側が見極める。売り手は競り上がりが予想されない商品を予め輸出用に売却することもできる。

なお買い歩は従来と同様で、落札額の8%(内税方式)。

421号(2017/08/10発行)6面

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