ゲオ、スマホの画面割れで経済損失額1382億円超
2017年09月01日
ゲオ(愛知県名古屋市)が、関西大学大学院会計研究科の宮本勝浩教授の協力の下、スマホの画面割れによって生じる経済損失を試算したところ、総額1382億1250万円となったことを7月27日に発表した。
スマホの画面を割ってしまうことで、破損前と比較して大幅に価値や買取価格が下落。割れていなければ平均買取価格1万円の物が、画面割れで数百円になることもあると言う。また買取額が下がることで売却意欲も下がり、中古携帯市場に流通しにくくなる可能性もある。本来、世の中に生まれるはずだったお金が失われる。
スマホの普及は年々進み、総務省による平成28年の調査では、世帯あたりのスマホ普及率は71・8%。よくあるトラブルが落下などによる「画面割れ」だ。
ゲオは、中古スマホの買取・販売事業に注力しており、スマホを大切に扱うことの重要性の訴求や、中古スマホ市場の活性化を目的に今回の試算を行った。
422号(2017/08/25発行)7面