FULL UP、売上半減から回復

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「ボクたちワタシたちのサクセスストーリー」

FULL UP、売上半減から回復

2017年09月06日

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ボクたちワタシたちのサクセスストーリー

成功に至るまでには必ず苦労や失敗がある。リユース事業に関わる人たちはどんな経験をし、どんな成功を手にしてきたか。普段なかなか語られる機会のないサクセスストーリーについて、今回は「FULL UP」と「スタジオ・リバース」の2社を取材。

「ヴィンテージ」貫きブームに対応

芳村憲市朗代表が運営するFULL UP芳村憲市朗代表が運営するFULL UP

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「ヴィンテージジーンズには周期があるんです」(芳村代表)。

代官山キャッスルストリート最古参の古着屋FULL UP(東京都渋谷区)。約30年に渡り、ジーンズ人気の移り変わりを見てきた。

ロサンゼルスやテキサスなど全米各地から仕入れたジーンズが豊富で、創業時からリーバイスなどのヴィンテージジーンズが主力商品。いわゆるストレートタイプのジーンズだ。

「しかし、時代は変わりました」。

2000年代初め、伸縮性・柔軟性のあるスリムタイプやスキニータイプのパンツが世に出始め、人気が上昇。国内産の需要も高まっていった。それまで米産のヴィンテージジーンズが主力だった同店は苦戦を強いられる。売上は一時、絶頂期の半分程までに落ちたと言う。

商品が充実している店内商品が充実している店内

こう成功!

流行に合わせて、国内産ブランドや様々なタイプのジーンズの提供も開始した。2006年頃には、当時流行が加速したブログにも着手。ジーンズの歴史などを発信し、コアなジーンズファンや地方の人、女性客を呼び寄せようと工夫をした。

「地元の三重に居た頃は、3ヵ月に1回くらいは来ていました」。

今年春に三重から上京し、現在東京で美容師をしているというお客が偶然居合わせ、そう語った。

「PUFFYが着ている感じの物はありますか」。

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422号(2017/08/25発行)15面

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